実は私、今月誕生日なんです。ピチピチ20代を卒業し、キラキラ30代に突入します。
この20代を振り返ってみると、私のダイエットライフはまさにジェットコースター。
痩せては太る、痩せては太るの繰り返し。
29歳になった今、やっと安定してきました。
今回の記事は50キロ以上はデブだと思っていた私がどのようにして73キロになったのかを写真とともに振り返ります。
何年分もつまっているのでかなり長いです。興味のある人だけ読んでください。
50キロ以上はデブ時代
細くなりたい願望がとにかく強かった10代後半から20代初期。
当時は体重至上主義でどんな体型であれ、50キロ以上はデブだと思っていました。
ベスト体重は48キロ。52キロでデブ最悪!ダイエットしなきゃ!
ダイエットと言ってもただ絶食するだけ。
取り憑かれたように毎日体重計乗って、500g減って喜ぶ。1キロ増えて嘆く。本当そんなんでした。
ある時、好きな人ができて、その人に好かれるためにもっと細くなろうと決意しました。
最終的には161センチで46キロまで落ちました。
そのタイミングで好きな人にも告白されて、
「痩せたから、告白されたんだ!!細いって最高!もっと痩せよう。」
46キロになってもなお自分は太っていると考え、痩せようと思っていました。今考えたらクレイジー!
ちなみにこの男には3ヶ月も立たずに振られました。
理由は私のメンタルがヤバすぎたから。当時のメンタルについてはこの後、話します。
足が細くなって隙間だらけになったこと、腕が折れそうなぐらい細かったことに優越感を覚え、
みんなに細いねって言われるのがめっちゃ嬉しかった時代です。
痩せ期、メンタル崩壊
細さを追求していた時代は精神的にも病んでいました。
高校3年生ぐらいから不安定になって大学1年の時はほとんど部屋に引きこもっていました。
とにかく全てが怖い。
電車に乗ってドアが閉まった瞬間に息の仕方がわからなくなって心臓がバクバクする。
このまま閉じ込められたらどうしよう。それを考えたら怖くなって電車に乗れなくなる。
火事が心配すぎてガスやコンセントを何度もチェックしないと気が済まない。結局家から出られない。
感染病になってないのに感染したと思い込んだり、飛行機に乗ってないのに墜落したらどうしようと考え始めたり…。
彼氏ができても触りたくないとか、手も握りたくないとか言ってました。そりゃあ振られるわ。
当時の私は自分が大嫌いでした。もはや憎かった。
なんで自分はこうなんだろうって責めて何度も自分の足をつねったり叩いたりしてました。
悪循環から抜け出したいのに抜け出せない。治したいと思えば思うほど不安から抜け出せない。
だから大学生の時は思い出がありません。友達と呼べる友達なんて誰一人いないし、いつもぼっちでした。
でもあの当時は毎日をやり過ごすだけでいっぱいいっぱい。
これが痩せ期であり、メンタル不安定期。
就職から逃げたい!
大学2年中盤になってメンタルが落ち着いてからバイトを始めました。近所のビデオ屋。
そこで学んだことといえば世の中には想像以上にヤバイ人が多いことと、アダルトビデオが毎週ありえない数発売されることぐらい。笑
卒業が近づいても就職なんて全然するつもりなかったし、自分なんてできないと思ってた。
だから周りが一生懸命に就活している中、私は就職から逃げられる口実を探していました。
それで何を思ったか、一人で海外に行こう!と思いました。
英語ってかっこいいって小さい頃から思ってたけど、全然話せない。
だから話せるようになりたい。ってふと思いました。
ワーキングホリデーというビザを使えば海外に長く行きながら、仕事もできる!これなら親に頼らなくてもいけそう!
英語の勉強を名目に逃られる!そう思い、なんとか親を説得し、大学卒業後はオーストラリアに行きました。
メンタル回復、増量期突入
2013年4月からオーストラリアへ。
オーストラリアに行ったことは今思えば転機でした。
現地に着いたら、住むところも仕事も生活も全部一人でやらないといけません。
だから何かに悩む暇すらありませんでした。結果として、メンタルの問題は自然となくなっていました。
それと同時に痩せたい!ガリガリでいたい!って気持ちも薄れていきました。
人間、暇すぎたり、一人の時間が多すぎるのはよくないですね。悪いことばっか考えちゃいますね。
忙しいって幸せなことかもしれません。
で、オーストラリアではカフェの仕事を始めました。
と言っても英語がろくに話せなかったのでサンドイッチなどを作ったりお皿を洗う裏方の仕事。
そこでよく間違えて作った料理や余ったパンをこっそり持って帰って食べていました。
食費も浮くし、うめーし、最高や!
そんな生活を半年続けたら50キロだった体重はどんどん増え…
結果、60キロまで増えました。
一番痩せていた時が46キロだったので14キロ肥えた計算になります。
海外の生活をしているとあっちの国の人っていい意味でも悪い意味でも大きいんですね。
そんな彼らに囲まれて生きていると自分が太ったことなんて全然気にならなくなります。
実際、帰国して家族や友達に会った時にえ?誰?ってびっくりされてから自分は太ったと自覚しました。
もちろんオーストラリアには鍛えている人、ジムに行っている人、健康を気にしている人が日本よりも圧倒的に多いです。
ただ、その反面全く気にしない人も圧倒的に多い。
繊細なメンタルだったのが強メンタルに変わったのはこのオーストラリアでのサバイバルフリーター生活のおかげでした。
そしてデブ基盤を作ってくれたのもこの生活のおかげ。笑
社畜生活で激痩せ
オーストラリアに1年ちょいいた後、流石にフリーター生活から抜け出そう。
ちゃんと職に就こうと決意し、2014年の秋、日本に帰国しました。
同期とは2年遅れて就職活動を始めました。既卒フリーターでしたが、なんとか正社員の仕事をゲットしました。
貿易関係の仕事。貿易って言うと響きがいいですが、いやーもうアリエン社畜。超社畜。
輸出入に関係している仕事だったので空港で働いていました。
1年目だったということもあり、事務以外にも輸入品の検査などなんでもさせられました。
で、その輸入品の検査がとにかく体力を使うんですよ。
20キロのドリアンの箱とか運ばせられました。
オーストラリアから帰って来たばかりの時、60キロあった体重は3ヶ月で52キロまで落ちました。
その当時流行っていたライザップより効果ありました。シャーチック(社畜)。
なんならお金をもらいながら結果にコミットしましたね。あはは。
痩せたことは良かったけど残業えげつないし、プライベート全然ないし、同棲してた彼氏には浮気され振られるし。
毎日が憂鬱でした。結局1年もたたずに辞めました。
上司には「ここで逃げたら本当の負け犬だぞ?いいのか?」って肩を叩かれました。
まあ、日本社会から見たら私は負け犬かもしれないですが、今はあの時よりハッピーです。
肩を叩いた上司に言ってあげたい。お前よりハッピーライフ過ごしてるぞ!と。
フリーランスになりクソほど太る
2016年1月に仕事を辞めてまた職なしになりました。
どっかの企業に就職してもどうせすぐ辞めそうな気しかしなかったので、
もう何にも縛られず自分の力で生きていこう!フリーランスになろうって決めました。
そこからデスクワークが増えました。一日中パソコンパチパチ。52キロだった体重は3ヶ月で再び60キロ台へ。
当時は外にいることが多かったので外食ばっかり。
なおさら食事のバランスなんて気にしたことなかったので食べたいものを好きなだけ食べていました。
特にその当時ハマったのはブリトー(写真下)。これをほぼ毎日食べていました。
フリーランスで得たお金はこれに消えたと言っても過言じゃないです。
フリホーレスと言うブリトー屋さんです。
http://frijoles.jp/
ダイエッターの方々にすすめるのはおかしいですが、もし、近くに行かれる場合があればぜひおしぷりの歴史を作ったお店だと思って行ってみてください。
今でも半年に一回ぐらいいきます。中毒性がやばいです。
日本で1番おいしいブリトー屋さんだと思います。
ジャンキー男との出会い
フリーランス になって数ヶ月、増量に拍車をかけるような出来事がおきます。
それは新たなメンズとの出会い♡
それだけ聞くといいじゃん!って思うかもしれません。
ただ、その彼氏が、ありえんぐらい食生活がえぐかった。
朝ごはんにインスタントラーメン
昼は冷凍食品かインスタントラーメン
おやつは大量のグミ
夜はマクドナルド
ジョークに聞こえるかもしれませんが、彼は毎日このルーティンを繰り返していました。
基本的に加工品しか食べない。料理は作らない。
彼の口癖は「野菜はウサギが食べるもの」
そんな男と2年付き合って1年ほど同棲をしていました。
元々私も栄養とか健康なんて全く気にしていなかったし、
インスタントラーメンも大好きだったので、彼に合わせた食生活になっていきました。
ちなみに当時、特にお気に入りだったラーメンはこの二つ。
韓国のジンラーメン。辛ラーメンよりも麺がもちもちで辛い。
画像元:all net
こちらは中国のインスタントラーメン。今麦郎。酸っぱ辛くて高菜的なのが入っている。毎日二袋食べてた。
画像元:orientalmart
もう、日本のじゃ飽き足らず、世界のインスタントラーメンに手を出してました。
不思議なことに彼氏は全然太らず細いままなのに私はあれよあれよと太り1年で60キロから70キロ目前へ。
ぶくぶく太っている私を見て、焦ったのか、一緒にダイエットしようと提案をしました。
最初こそプッシュをされるもんだからそれに従ってってやってましたが、
彼氏がやらなくなると私も全くやらなくなり…。65キロぐらいまで落ちましたが、リバウンド。
リバウンドと同時にジャンキーな彼氏とも別れました。
残ったのは大量の脂肪と荒れた食習慣。
人生最大の体重へ
実はジャンキーと同棲していた期間、2回目のオーストラリア生活をしていました。2017年〜2018年まで。
さすがに2回目のオーストラリアでは日本食が恋しくて恋しくてしかたがなかったです。
毎日寝る前に日本食の画像を集めては眺めていました。
日本に帰ったら山ほど食べてやる。死ぬほど寿司食べてやる。と毎夜心に誓っていました。
で、2018年春、帰国。
帰国してからは浴びるほど食べました。毎日が今のチートデーみたいな。いやそれ以上。
朝はたらこと白ごはん3杯
昼はインスタントラーメン2人前
夜は大量のおかずと白ごはん3杯、食後に菓子パンとコンビニスイーツ。
寝る前に冷凍うどんかペヤングソース焼きそばfeat.白米。
毎日がフードファイトでした。
悪気のない看護師さんの言葉
体重が73キロになった2018年、2回目のオーストラリアから帰国した私は祖父母の家で生活を始めました。
理由はおじいちゃんが危篤だったから。ほぼ毎日おじいちゃんの病院にお見舞いに行っていました。
そこでダイエットを決意する一つのきっかけになったことが起きます。
それは看護師さんのこの言葉。
「〇〇さん(おじいちゃんの名前)、娘さん来ましたよ〜」
はーい。娘でーす!ってちょいちょいちょ〜〜い!!
娘ってうちの親の世代(50代)なんですけど!私、孫なんですけど!
毎回行くたびに優しい看護師さんや介護士さんに娘さんと呼ばれる。悪い気のないストレートパンチ。
近所の人もばあちゃんに向かって
「あら!東京から娘さんがいらっしゃったんですね。いいですね〜」
ばあちゃんは「失礼ね!孫よ!」ってボソッと言った後、すごくしょんぼりしてました。なんなら私以上に。
そのおばあちゃんの顔を見るたびに申し訳なくなった。
友達とかならデブいじりで言うのがわかったから朝飯前でしたけど、悪意のないやつはきつい。
で、さらにキツかったのが大好きなおじいちゃんが私のことを認識できなかったこと。
もちろんもう歳だったから認識できないっていうのもあったと思う。でもお見舞いに行くたびに、
「誰かのう?看護師さんか?」
って聞かれるのが辛かった。
いつも泣きながら〇〇だよ〜孫だよ〜って教えてあげました。
いやーこれは今でも後悔してます。一番太ってた姿の自分じゃなくて筋トレ頑張っている今の自分見て欲しかったなあ。って。
誰かわからないぐらい太ってて、自信のない時の私が、おじいちゃんが最期に見た孫の姿だなんて、ううう悔しい。
葬式で言われた言葉
結局、祖父母の家に暮らして1ヶ月経ったぐらいでおじいちゃんが亡くなりました。
その葬式が、私がダイエットを始める決定打となりました。
葬式で親戚一同が集まります。
嫌な予感はしましたが、やはり集中攻撃を受けます。
どしたの!あんた!どこのおばさんかと思ったわよ!
あんた独身?そんな体じゃ、誰ももらってくれないわよ〜
人様に見せられないから痩せないとね。などなど。
あの時は笑ってましたけど人生で1番悔しかった瞬間でした。この時に決意しました。
絶対変わってやる!こいつらがあの世に行く前に変わってやる。(不謹慎)
それぐらい親戚に言われた言葉に火がつきました。
で、どうやって痩せたのかっていうのが
この記事につながります。
元73キロデブ。17キロダイエットに成功!どうやって痩せたの?
今、思うこと
20代、一番痩せてた時と一番太ってた時の差は27キロ。
自分で言うのもなんですけど、ここまで痩せ期と肥え期を経験した人はそういないと思います。
だからこそ、インスタで十分細いのにさらに痩せようとダイエットしている子を見ると複雑な気持ちになります。
痩せすぎるとメンタルにも影響が絶対出ます。私が経験しました。
だからこれを読んでいる人、私のインスタをフォローしてくれている人にはせめて、ちょっと肉付きいいぐらいの体を認めてあげて欲しいなって思います。
必ずしも痩せ=美じゃないです。
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そして自分自身、30代入ってジェットコースターみたいな乱れた生活はもう続けたくない!!
これからも筋トレやできる範囲で食事コントロールをしていきたいと思います。意識があるだけで全然違うので!
ちなみに2018年の5月、73キロからダイエットを始めて2019年の7月に目標体重である57キロ達成しました。
それから1年ちょい経ちましたが、58キロ〜59キロで落ち着きました。
ぶっちゃけモデル体系を目指している人からしたら、161センチでこの体重は確かに痩せてはいない。
たまにインスタのDMやコメントでデブとか豚とか言われますが、
20代いろんな体重、いろんな体型を経験した私からすれば今が一番健康体。体だけじゃなくてメンタルも。
だから前のように細くなろう!痩せようとはもう思いません。
あ、もちろん、お腹はポッコリだからそれは絞りたいです!研究します。
いい情報あればこちらのブログでシェアしますね。
はい。長くなりましたが、これがおしぷり20代ダイエット史です。
一言で行っちゃえばただの食べ過ぎなんですけど、いろんなことがその間にありました。
ここまで読んでくれた人は何人いるんでしょう。相当なマニアですね。ありがとうございました。
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